日刊ニュース

2013.12.03 のニュース

12月原油処理 631万kl、2%増 稼働率は92%の低位~11月販売、ガソリンは2%減~

JX日鉱日石エネルギーの12月原油処理計画は、631万キロリットルで前年同月比2%増(11万キロリットル増)を見込んでいる。小幅な増産となっているが、前年が水島Bと根岸が定修であったためで稼働率は92%にとどまる。11月は600万キロリットルとなり24%増(115万キロリットル増)となっているが、前年が定修のため増産となったもの。計画比では10万キロリットル増となっている。輸出は11月が57万キロリットルで前年比37万キロリットル増、12月は53万キロリットルで27万キロリットル増を見込んでおり好調である。11月需要見通しは、ガソリンが451万キロリットルで前年対比で98%、灯油が200万キロリットルで98%、軽油が287万キロリットルで102%、A重油が123万キロリットルで102%、電力用C重油が80万キロリットルで98%、一般用が52万キロリットルで80%となっている。
 JX日鉱日石エネルギーの11月の石油製品の月間平均仕切価格は、4油種全国平均で前月比0.5円/リットルの値下げとなる見込み。
 油種別にみると、ガソリンが1.8円の値下げ、灯油が0.1円の値下げ、軽油が0.5円の値上げ、A重油が0.3円の値上げ。
 仕切価格は、毎週金曜日までの市況動向を総合的に勘案のうえ土曜日に改定している。油種別の月間平均改定幅は、週次改定幅を日数加重平均して算出している。4油種平均は、油種別月間平均を出荷見込数量で加重平均して算出している。
 来月12月の月次コスト変化は、前月の原油価格等に基づき、前月比0.2円/リットルの値下がりとなる。
 コスト変化理由は、中東のドバイが前月比0.85ドル値下がりの105.60ドル/バーレル、南方のSLが前月比3.77ドル値下がりの104.00ドル/バーレルに価格変動したことにより、JXエネルギーの前月の原油価格(CIF)が1.73ドル/バーレルの値下がりとなり、これを円/リットルに換算すると1.14円/リットルの値下がりとなる。
 一方、為替レートが前月比1.33円円安の100.25円/ドルとなり、これを円/リットルに換算すると0.98円/リットルの値上がりとなる。
 それらの原油関連コスト小計が0.16円/リットルの値下がりとなり、製品輸入Jスト0円/リットルを合算すると、コスト合計が0.16円/リットルの値下がりとなる。その小数第二位の四捨五入値が11月のコスト変化0.2円/リットル値下がりとなる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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