2014.02.07 のニュース
WTI反発97.19ドル 米株高と需給期待で
4日のNYMEXの原油先物相場は、在庫減少観測や米株高を背景に買われ、3営業日ぶりに反発した。WTIの中心限月3月物は前日終値比0.76ドル高の97.19ドルで終了した。4月物は0.74ドル高の96.46ドルで取引を終えた。
外国為替相場でトルコ・リラなどの新興国通貨安が一服したことを背景に、投資家のリスク回避の動きが後退した。米株価が上昇したことから、つられて原油にも買いが入った。
米国北東部で厳しい冷え込みが続いたことから、翌5日に発表される米エネルギー情報局(EIA)の週間石油在庫で、ヒーティングオイルを含むディスティレート(留出油)の在庫が減少する、との観測が広まり、暖房用の燃料需要が増加し原材料となる原油の需給が締まるとの見方が浮上し、原油買いの材料として意識された面もあった。