日刊ニュース

2014.03.11 のニュース

ガソリン仕切価格改定 各社1円値上げで揃う~ユーザー転嫁は160円を狙う~

ガソリン仕切価格は、8日からJX、出光、昭和シェルが各1円/リットルの値上げとなった。この結果、前週(1日から)が2~3円の値上げとなっていたことから合計で3~4円の値上げとなるため、販売業者は今週からユーザー転嫁に取り組む。現在のボトムが155円であることから、160円台を狙うことになる。石油情報センターの調査価格(3日)では、東京が159円、神奈川は155円となっているため、160円相場を狙う。高値による減販を懸念する向きもあるが、マージン確保を優先する。このまま4月に移行すれば、消費税の増税分を加算するため165円相場となる。
 ガソリンの仕切価格は、8日から各社1円/リットルの値上げとなった。前週の1日からは2~3円の値上げを打ち出しており、合計すると3~4円の大幅値上げとなる。
 1日からの仕切価格の値上げに対して、販売業者サイドでは8日からの値上げも見込まれていたこともあり、一気に2週間分を転嫁する構えで様子を見守っていた。
 仕切価格は予想通り連続値上げとなったため、首都圏では今週からボトム160円を狙いユーザー転嫁に取り組むこととなる。このままの状況で4月からの消費税の増税分を加算すると165円相場となる。
 高値による節約の浸透と販売業者間の価格競争を心配する向きもあるが、第1週からの値上げ分を我慢して見送ったこともあり、ここは適正マージン確保を狙って一気に160円を目指すことになる。
 このまま3月末まで160円相場の市況を維持しながら、4月1日からは165円相場を狙うことになる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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