2014.04.04 のニュース
WTI続落99.74ドル 中国指標の悪化で
1日のNYMEXの原油先物相場は中国の景気鈍化懸念や米原油在庫の増加観測を背景に続落した。WTIの中心限月5月物は、前日終値比1.84ドル安の99.74ドルで終了した。6月物は1.77ドル安の99.05ドルで引けた。
原油相場は朝方から軟調に推移。中国国家統計局と中国物流購買連合会この日発表した3月の製造業購買担当者景況指数が前月から小幅上昇にとどまったほか、同月のHSBC中国PMI確報値が8ヵ月ぶりの低水準となった。これを材料に、原油は売り圧力が強まった。また、米サプライ管理協会が同日発表した3月の米製造業景況指数が53.7と市場予想を下回ったことも、相場を圧迫した。
米石油協会(API)が今夕、米エネルギー情報局(EIA)が翌日にそれぞれ発表する週報で原油在庫が増加するとの観測が広がり、相場は一段安となった。