日刊ニュース

2014.04.08 のニュース

ガソリン仕切改定 JXは1円、出光60銭上げ

当面の末端市況は維持消費税の増税転嫁後の仕切価格改定は、5日からJXはガソリンが1円値上げ、軽油・灯油も1円値上げとなった。出光はガソリンが60銭、軽油が1円の値上げとなったが、灯油は20銭の値下げとなった。3月末から4月初めは据え置きで対応しており、増税後の方針としてガソリンは60銭~1円の小幅値上げとなった。このため販売業者の対応は、当面は末端市況を維持することになる。増税転嫁でガソリンは5円、軽油は3円50銭、灯油は3円の各値上げとなり、増税を転嫁したことになる。ガソリンの場合は5円という大幅転嫁であるため、3月末に仮需が発生しており、その反動で減販となったが、これから需要は回復することになるため、当面は様子眺めとなる。
 消費税転嫁後のガソリンの仕切価格は、先行するJXが1円、出光が60銭と小幅な値上げとなった。
 原油価格は横ばい、為替が若干の円安に転じたため小幅な値上げとなった。軽油も1円値上げとなっているが、市況維持に努めることになる。
 増税転嫁でガソリンの市況は、街道沿いでは162~163円が中心値、安値は157円も散見するが、従来の価格差は維持されているようである。
 増税転嫁分の5円は転嫁されたが、3月値上げにより、月末での値上がり価格が目標の160円を割ったこともあり、未達を残している。
 販売業者サイドは、増税分を転嫁したが、マージン減という厳しい状況が続いている。この低マージン状況は月末までは続きそうであり、ゴールデンウィーク入りを機に市況立て直しと増販でマージン確保を狙うことになる。
 仕切価格は原油、為替の変動で流動的であるが、高度化法に基づく設備処理による減産、需給タイトを期待してマージン増を狙うことになる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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