2014.04.28 のニュース
WTI下落101.44ドル 米原油の在庫増で
23日のNYMEXの原油先物相場は、米エネルギー情報局(EIA)週報で原油在庫が積み上がったことを嫌気し、続落した。この日中心限月に繰り上がったWTIの6月物は、前日比0.31ドル安の101.44ドルで終了した。7月物は0.27ドル安の100.85ドルで引けた。
取引序盤は買いが先行、EIAの週報発表直前には電子取引で一時102.08ドルと、この日の高値を付けたが、週報が発表されると一気に売りが膨らみ、101ドル台前半に下落した。
18日までの1週間の米原油在庫は350万バーレル増の3億9770万バーレルとなり、増加幅は市場予想を上回って在庫水準は1982年の集計開始以来の最高となった。
ただ、WTI原油の受け渡し拠点であるクッシングの在庫は2009年以来4年半ぶりの水準に減少した。その後は、ウクライナ情勢の緊迫化も支援材料となって、101ドル台後半を中心に売り買いが交錯した。