日刊ニュース

2014.05.07 のニュース

ガソリン 連休商戦後半入り ボトム166円を維持へ~小幅な値上がり続く~

ガソリンの連休商戦は後半に入るが、首都圏では街道沿いのボトム価格は166円/リットルを維持する。石油情報センターの調査価格は、平均で164円80銭/リットルで前週に比べ3週間ぶりで60銭の値上がりとなった。東京が167円、神奈川が166円となっているが、千葉、埼玉は161円で小幅な値上がりとなったものの、価格差は5円以上となっている。4月に入って消費税の増税後も仕切価格は3円程度の値上がりとなっているため、ユーザー転嫁は遅れているが、それでも小幅な値上がりとなっている。連休中は現行の市況を維持し、値下がりすることはないとみられる。需給は締まり、先物、業転は値上がりしている。
 石油情報センターの調査価格は小幅であるが値上がりした。4月に入って仕切価格は2~3円/リットル値上げされたが、調査価格は4月初めの消費税増税分5円の値上がりの後は、横ばいとなっていた。仕切価格の値上げ分は未転嫁となっており、販売業者のかぶりとなっている。
 仕切価格をみると3~4月は値上がりとなっており、その途中で4月1日から消費税増税分の5円転嫁があったため、販売価格は値上がりしたことになるが、販売業者のマージンは減少している。3月末の増税前に値上げしたケースもあり、若干マージン増となったが、その後の4月仕切の値上げ分はユーザー転嫁が未達に終わっている。
 設備処理も実施となり、需給も締まって業転市況も値上がりしていることから、連休商戦に入って価格競争は姿を消している。連休の後半も現行市況を維持するものとみられる。
 160円台相場による高値感から節約による減販を心配する向きもあるが、好天気となれば増販が期待できそうである。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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