日刊ニュース

2014.05.09 のニュース

WTI小反発99.50ドル ドル安で割高感

 6日のNYMEXの原油先物相場は、模様眺めムードが広がるなか、ユーロ高・ドル安などを背景に小反発した。WTIの中心限月6月物は、前日終値比0.02ドル高の99.50ドルを終了した。7月物は0.08ドル安の98.65ドルで引けた。
 外為市場は対ユーロでドル安が進行したため、ドル建ての原油は相対的な割安感から買い進まれた。また、リビアでは反政府勢力による新たな抗議行動を受けて、中東部の油田が稼働停止になっているとの報も原油相場の支援材料となった。ウクライナの地政学的リスクも引き続き相場を下支えし、一時100.42ドルまで上伸した。
 ただ、買い一巡後は安寄りした米株価が下げ幅を拡大したことを眺めて、原油はじりじりと上げ幅を縮小した。しかし、米石油協会(API)や米エネルギー情報局(EIA)による石油在庫統計発表を控えて様子見姿勢も強かった。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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