2014.06.06 のニュース
WTI反発102.66ドル 持ち高調整の買いで
3日のNYMEXの原油先物相場は、米在庫統計の発表を控えて模様眺めムードが漂う中、ドル安を受けて3営業日ぶりに反発した。WTIの中心限月7月物は前日終値比0.19ドル高の102.66ドルで取引を終了した。
米商務省が発表した4月の製造業受注は前月比0.7%増と3ヵ月連続でプラスとなり、市場予想を上回った。これを好感して原油相場はいったん上昇した。
その後は102ドル台で不安定な値動きを続けた。午後は前日終値水準でしばらく推移したが、終盤に買い進まれた。外国為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことがドル建てで取引される原油に割安感を与え、相場を支えたもよう。
市場の関心は、今夕発表の米石油協会(API)週報や、翌4日午前発表の米エネルギー情報局(EIA)週報に向いている。