2014.09.18 のニュース
石連週報 ガソリン出荷は92万キロリットルで低迷 輸出増加で在庫は低水準
8月は需要期であり、100万キロリットルを突破した週もあったが、最終(8月24日~30日)も98万キロリットルと100万キロリットルを割っており、9月に入っても92万キロリットルと低調である。
1週間の生産は101万キロリットルで前週に比べ7万キロリットルの減産、輸出が13万キロリットルであり、出荷は92万キロリットルで在庫は168万キロリットルで4万キロリットルの減となった。在庫は170万キロリットル割れの低位で推移してるが、出荷は低調である。
ちなみに8月の出荷は第2週が112.4万キロリットル、第3週は96.5万キロリットル、第4週は100.8万キロリットル、第5週は98万キロリットルとなった。9月の第1週は92万キロリットルで低調が続いている。ガソリン市況を立て直しボトム165円確保を再構築 仕切りは小幅変動で据え置きガソリンの仕切価格は、11日からJXが50銭/リットル、出光が30銭の小幅値下げとなり、前週の50銭値上げと相殺したかたちとなり、9日仕切価格は据え置きとなった。当面の市況立て直し策としては、街道沿いのボトム価格は165円/リットルの確立を狙うことになる。
仕切価格の改定は、原油価格はドバイで97~8ドル/バーレルと100ドル割れと値下がりしているが、為替は106円/ドルと円安に転じているため、コスト変動幅は相殺され、小幅に止まったものとみられている。8月は減販と市況下落によって販売業者の経営が苦しくなり、9月入りの仕切価格の値上げを機に市況立て直しに取り組む方向となった。安値は160円を割っており、これを160円台に乗せ、街道沿いも162~3円と値下がりしているため、ボトム価格は165円を狙うことになった。予想としては、9月は連続して仕切値上げを見込んでいたが、11日からは小幅下げとなったため、当分は様子をみることになりそうである。