2014.10.31 のニュース
ガソリン仕切改定 JX、出光は据え置き 連続値下げに終止符
ガソリンの仕切価格は、30日~11月5日適用でJX、出光は据え置き、中間留分も同様に据え置きとなった。原油価格が下げ止めになったことを反映して据え置きとなった。10月に入ってガソリンの仕切価格は3週連続して値下がりしたが、原油価格(ドバイ)で84~5㌦/バーレルで安定してきた。為替も108円/ドル程度で推移しており、コスト変動は横ばいとなってきた。原油価格の見通しは難しいが、11月27日のOPEC総会を前にして
産油国間の駆け引き、地政学リスクが発生すると値上がりも予想されるが、当面は現状で推移するとみて販売業者は下げ止めを狙うことになる。
調査価格161.8円で2.1円下げ 次回調査では下げ止めを狙う
ガソリンの仕切価格は、10月に入って3週連続して
値下げとなったが、ようやく30日から据え置きとなった。累計では、7円~7円50銭の大幅値下げとなったが、月末で下げ止めとなってきた。足元の原油価格はWTIが90~2㌦/バーレル、ドバイが84~5㌦で安定して推移しているため据え置きとなった。
末端市況は値下がりが続いているが、今回の仕切価
格の据え置きを機に下げ止めを狙う。量販店の安値は145~8円/ と150円割れもあるが、街道沿いでは155~6円を狙う。
石油情報センターの調査価格(27円)では、ガソリンが161円80銭となり前週に比べて2円10銭の値下がりで15週連続の値下がりとなった。通算すると約8円の値下がりとなる。
調査時が27日となっているため、仕切価格は23日から3円値下げとなっているため、この仕切価格の値下げが反映したものであり、次回調査(11月4日)では下げ止めとなるとみられる。
それとも小幅な値下がりも見込まれるが、仕切価格は据え置きとなったため下げ止めを狙うことになる。