満タンねっと.com

石油・天然ガス分野で議論　エネ庁とカナダ資源省

　資源エネルギー庁とカナダ天然資源省は19日、東京で第１回政策協議を開催し、石油・天然ガス分野での協力について議論した。
　昨年10月に両省の間で結ばれた「日本国経済産業省とカナダ天然資源省との石油・天然ガスに関する協力声明」に基づき、第１回政策協議を開催したもの。
　現在、カナダ西部のブリティツシューコロンビア州ではＬＮＧプロジェクトが複数検討されているが、カナダは、日本にとって、地理的な近接性を含め、供給源の多角化を進めていく上で期待している供給元の一つである。カナダからのＬＮＧの輸入を実現させてい
く上では、ＬＮＧ課税、労働力不足、迅速な許認可手続き等の課題を解決する必要がある。これらの課題を解決するために、カナダ天然資源省と協議を行った。
　また、カナダは今後原油生産が拡大していくことが見込まれており、カナダ産原油のアジア市場への流通は、日本の原油の安定供給確保及び石油市場の安定の観点から有意義であると考えられる。このため、協議では、カナダにおける今後の原油生産拡大の見通し、輸出関連インフラの整備状況等について議論した。