2015.01.13 のニュース
原油続落、市況対策に苦慮 年明けも仕切値下げ~下げ圧力でマージン減少~
年明けの原油価格は、続落しており、そのためガソリンの価格も8日からJXは50銭/リットル、出光は2円の値下がりとなった。昨年12月以降、値下がりが続くことになった。原油急落で先物、業転市況は値下がりして、末端の市況対策は難しくなっている。本来ならば、年明けは市況維持に努めてマージンを確保する予定であったが、仕切価格が続落したため、下げ圧力がかかりそうである。街道沿いでは、130円相場となっており、安値は120円台となっている。石油情報センター調査(5日)は平均で149円/リットルで4円の値下がりが見込まれている。原油価格は、7日でWTIは48ドル台となり、一服状態となっているが、50ドル/バーレル割れの低位であるため、今後の動向は不透明となっている。
原油価格は続落しており、WTIは48ドル/バーレルで50ドルを割っている。ブレントは51ドル、ドバイも48ドルで推移している。年末が53ドル台で推移していたため、このまま安定するかにみえたが、年明けで急落となった。
東商取の先物も原油は36円/リットル、ガソリン、灯油も52~3円へと下落している。原油価格が急落しており、国内の市況対策が難しくなりそうである。ガソリンの仕切価格は年明けの8日から50銭~2円/リットルの値下がりとなった。
年明けのガソリン末端市況は維持する方向であったが、ここで再下落となると市況維持も難しくなる。
原油価格が50ドルを割ったことから、新しい段階に入ったことなるが、ガソリン相場は130円から安値は120円台となりそうである。
原油価格の急落と先物、業転も急落しているため、末端の市況対策を難しくしている。今のところ末端市況の値下がりが遅れ気味であるため、マージンを確保している地区もあるが、これも時間が経過すると追いつくため、一時的な現象となりそうである。
原油は急落すると、急落することを見込んでいるが、50ドルを割っても反発しないため、底値には至っていないようである。
原油価格の下落は、需要の減少と、シェールオイルの増産が続き、OPECなどの産油国も減産を見送り、需給が緩和しているためであるが、産油国とアメリカのシェールオイルの生産を巡っての我慢比べとなる。