日刊ニュース

2015.01.23 のニュース

WTI反落46.39ドル IMF見通しの下方修正を受け

 連休明け20日のNYMEXの原油先物相場は、需給緩和懸念が一段と広がり、反落した。この日納会を迎えたWTIの中心限月2月物は、前週末終値比2.30ドル安の46.39ドルで取引を終了した。
 国際通貨基金(IMF)は19日に発表した世界経済見通しで、2015年と16年の世界成長率をそれぞれ0.3ポイント下方修正した。米国の見通しは上方修正したものの、欧州や中国は伸び悩み、原油輸出国のロシアなどは打撃を受けると判断した。これを受けて世界的な需給緩和観測が一層強まり、相場は寄り付きから売り込まれた。
 また、イランのザンガネ石油相は、原油価格の急落を食い止めるためのOPEC緊急会合を開催する計画はないと述べた。これも下押し材料となり、相場は終日軟調に推移した。
 米石油協会(API)は21日、米エネルギー情報局(EIA)は22日にそれぞれ米週間石油在庫統計を発表する。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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