2015.01.28 のニュース
ガソリン130円維持が困難 街道沿いボトム125円に~安値は120円割れが増える~
ガソリン市況は、続落しており、都市部では130円台も残るが、街道沿いでは130円台を割り、ボトム価格は125円/リットルとなっており、安値のHC、量販店などは120円を割って117~8円となっている。仕切価格が12月以降、1月に入っても、連続して大幅に値下がりしており、安値(セルフ)は120円を割っており、今後も値下がりしそうである。原油価格が50ドル/バーレルを割り46~8ドルと値下がりとなっている。為替も118円/ドルと円高となっている。ガソリンの先物、業転市況が48円/リットル(税金抜き)となり、税込みで102円となり。消費税を加算すると110円となる。これにマージンを5~7円を加算すると、115~7円相場となる。ここにきて先物、業転が値下がりしており、系列仕切価格も115~6円と120円を割っており、130円を維持すればマージンを確保できることになる。下落局面では。価格競争が少ない地区では市況が維持できればマージンを確保できる水準となっている。
ガソリンの仕切価格は業転市況に比べると5~6円高となっているが、末端市況が130円台を維持できればマージンが確保されることになる。だが毎週値下がりしているため、SSでは先取りして値下げをすると、利益を吐き出すことになる。だが、原油価格は、今後は下げ止めとなるのか、値上がり転じるかは難しい。足元は横ばいで推移している。
ガソリン市況は130円台の維持が難しくなっている
が、127~8円を維持すればマージンは確保できる。ここへきて原油価格が下げ止めとなり、横ばいで推移して、仕切価格が横ばいとなり、末端市況も下げ止めとなれば一息つく感じであるが、まだ予断を許さない。
原油価格の見通しは、23日にアブドラ・サウジ国王が死去したことで、サウジなど中東情勢に、どう影響するのか、当面の原油価格の値動きが注目されているが、今のところ大きな変化はないようである。一時値上がりしたが落ち着きをみせている。
現在の原油安は、OPECが総会で、サウジが減産見送りを主導したための結果であり、今後も方針を変更するかしないのか注目される。当面は、現行方針が踏襲されそうであり、原油価格は安定して推移しそうである。
原油価格は40ドル台に落込んでおり、その背景が供給増となっているため需給バランスの改善を待つことになるため直ちに値上がりに転じることはないようである。反転するには時間がかかるとの見方が出ているため、これ以上の下落はなさそうである。
当分、不透明な状況が続くことになるが、販売業者も、このあたりが下げ止めとみて市況対策に取り組む時期にきたようである。