日刊ニュース

2015.01.29 のニュース

ガソリン下げ止めの方向に 原油価格も横ばい推移が続く

 原油価格は46~7ドル/バーレルを割っているが、安定して推移しているため、ガソリンの末端市況も下げ止めの動きが出始めている。安値は120円/リットル割れが散見しているが、原油価格もこのまま横ばいで推移する方向となってきたようである。
 原油価格は横ばいが続いていることもあり、先物、業転も値下がりしたものの、47~8円/リットル(税抜き)で安定している。
 「灯油高のガソリン安」からガソリン高の体系に移行していることもあり、灯油シーズンが終わりに近づいたこともあり、これからはガソリン価格がポイントとなってくる。灯油販売数量が減少してガソリン販売にウェイトを高めることになるが、ガソリンンも増販は期待できないためマージン確保を重視することになる。
 元売の業績は、原油下落に伴う在庫評価損の発生で悪化するためズ延はガソリンの値取りを重視する方向となるため、仕切価格の値下げも難しくなる。
 そのため販売業者も価格競争に終止符を打って市況維持に取り組むことになる。安値も120円を割ったことから安値とみられる。販売数量も増販が見込まれないことから値取りを重視してマージン確保に取り組むことになる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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