2010.07.02 のニュース
WTI続落75.94ドル 中東産も大幅下げで73ドル台
29日のWTI8月は続落して75.94ドル/バーレルとなった。2.31ドルという大幅な値下がりで、2日連続の値下がりとなり、約2週間ぶりの安値となっている。
中国・上海市場の下落をきっかけに、アジア・欧州に株安が連鎖し、また米国でも6月の消費者景気信極度指数が急低下したことで、景気の腰折れ懸念の強まりから、下落した株式市場に連動して、原油も売りが優勢となった。
さらに、米国のハリケーンセンターが、熱帯性低気圧「アレックス」について、今シーズン初のハリケーンに発達するが、軌道はメキシコ湾の石油生産地域を逸れる見通しを示したことも弱材料視された。
なお、中東産原油8月限も2ドル以上の大幅な値下がりで73ドル台へ、ブレントの7月限も2ドル以上の大幅な値下がりで74ドル台となっている。