2011.01.21 のニュース
WTI反落91.38ドル 中東産は反発も93ドル台
18日のWTI2月限は反落して91.38ドル/バーレルとなった。前日はキング牧師誕生日による休場であったため、前週末14日より0.16ドルの小幅な値下がりとなっている。
前週の11日には、1ドル以上の大幅な値上がりで一気に91.11ドルとなったが、その後は1ドル以内の小幅な上げ下げを繰り返し、5営業日連続で91ドル台という高値を続けている。
シンガポールマーケツトの中東産原油3月限は、1ドル以内の小幅な値上がりとなったが、93ドル台にとどまっている。12日には94ドル前後の高値となったが、その
後は1ドル以内の小幅な上げ下げで、93ドル台を維持している。
WTIは、米国アラスカ州送油管の操業再開などを背景として、供給逼迫懸念が後退したことに加え、原油の高騰を受けて、OPECの一部加盟国が増産に乗り出す可能性があるとの国際エネルギー機関(IEA)の見通しが嫌気され、原油相場は反落した。
なお、ブレントの2月限は1ドル以内の値上がりとなり、98ドル台後半となり、WTIや中東産を上回る高値を続けている。