2011.02.04 のニュース
中東産 続伸95ドル台 ブレントも上げで101ドル台
1日のシンガポールマーケット中東産原油4月限は、前日比1ドル以上の値上がりとなり、95ドル/バーレル台後半となった。4営業日連続の値上がりで、先物のうち6月限は96ドル台となり、先高となっている。
北海原油ブレントの3月限は、5営業日連続の値上がりで、ついに100ドルを突破し、101ドル台まで1ドル以上の大幅な値上がりとなった。しかし、先物も101ドル台にとどまっている。
一方、NYNEXのWTI3月限は1.42ドルの反落で90.77ドルとなったが、4月限は93ドル台、5月限が95ドル台となり、大幅な先高となっている。
WTIは、この日もエジプト反政府デモの先行きが注目されたが、原油運搬路であるスエズ運河の稼働通常通り続いていることが確認され、目先の供給不安が後退し、値を下げた。
また、夕方の米国石油協会(API)の週報において、前週までの米原油在庫が、市場の予想を超える積み増しとなることが見込まれ、供給過多の懸念が相場を圧迫した。