2011.03.07 のニュース
WTI続伸102.23ドル 中東産は2ドル以上の反発で109ドル台
2日のWTI4月限は続伸して、ついに100ドルを超え、102.23ドル/バーレルとなった。前日に比べ2.60ドルの値上がりとなり、約2年5ヵ月ぶりの高値となった。5月限は103ドル台、6月限が104ドル台となり、先高となっている。
中東産原油の5月限は、2ドル以上の反発で109ドル台となった。ただ、WTIのように先高ではなく、6月限は、小幅ではあるが先安となっている。
ブレントの4月限は3日連続の値上がりで、前日比3ドル以上の大幅な値上がりとなり117ドル台となっているが、こちらも先安となっている。
リビアのカダフィ政権が石油輸出基地を擁する町ブレガを空爆、オマーンでもデモ先鋭化の気配があるなど、供給不安拡大によつて、WTIなど、原油の相場は軒並み急伸した。
また、米国エネルギー情報局(EIA)発表の週間在庫統計が、前週比で原油、ガソリン、中間留分とも減少、さらにドルの対ユーロ下落といったことも買いに拍車をかけた。