2011.06.17 のニュース
WTI反発99.37ドル 中東産は横ばい111ドル台
14日のWTI7月限は、前日より2.07ドル/バーレルの大幅な値上がりで99.37ドルとなった。6月に入ってから100ドル台が4日間続いたが、その後は2日間隔で100ドル前後を上下していた。しかし前週末から3営業日連続で100ドル以下が続いている。
中東産原油の8月限はほぼ横ばいで、今週2日間は連続して111ドル台を続けている。ブレントの7月限は、1ドル以内の連続値上がりとなり、120ドル台を維持している。
米国の、5月の小売売上高が、市場予想ほど減少せず、株式相場も上昇したこと、中国の5月消費者物価指数が高い上昇率を示したことを受けて、世界的な景気減速懸念が後退、WTI原油は買いを誘った。
一方、リビア等での生産制約に加え、シェルによるナイジェリアでのパイプラインの漏油火災を受けたフォースマジュール宣言もあり、ブレント原油の独歩高が続いている。