日刊ニュース

2011.07.01 のニュース

調査価格 ガソリン148円70銭 前週に比べ90銭の値上がり ~2週連続で1円30銭値上がり~

石油情報センターの週動向調査(27日時点)によると、ガソリンは148円70銭/Lで、前週の147円80銭に比べると90銭の値上がりとなった。前週が40銭の値上がりであるため、通算すると1円30銭の値上がりとなる。軽油は129円30銭/Lで、前週の128円80銭に比べると50銭の値上がりとなった。灯油(SS店頭)は93円60銭/Lで、前週の93円70銭に比べると10銭の値下がりとなった。仕切価格は4日から連続して値上げとなったため、末端市況も値上がりとなった。ガソリンは4月25日には153円であったが、その後は連続して値下がりとなり、6月6日には148円で通算して5円の値下がりとなった。20日で8週間ぶりに値上がりに転じ、27日でさらに値上がりしたが、25日からのガソリン仕切は据え置きとなっている。
 石油情報センターの週動向調査(27日)によると、ガソリンは148円70銭/認で、前週に比べると90銭の値上がりとなった。
 仕切価格は、4日から3週連続して値上がりとなり、通算すると4円ほどの上げ幅となるため、ユーザー転嫁が軌道に乗ったことになる。5月は末端市況の値下がりが続いたが、本格的な値上がり局面となった。
 原油価格(WTI)は90ドル台に値下がりしているが、業転市況が急騰しているため、仕切価格の値上げは浸透してきた。
 原油下落の影響は、今のところ元売サイドも定期修理による事前の在庫積増しもあって市中買いに出ているため、大口のバージ(海上)物は急騰している。加えてガソリン生産設備のトラブルもあり、ガソリン需給はタイトとなっている。
 ガソリンは、これから夏場の需要期に入るため、増販が見込まれている。昨年7月は529万KLとなり、前年同月比で7.6%の大幅増であったため、その反動でマイナスとなるが、500万KL台が期待されている。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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