日刊ニュース

2011.07.04 のニュース

WTI続伸94.77ドル 中東産も上げで104ドル台

 29日のWTI8月限は、前日より1.88ドル/バーレルの大幅な値上がりで94.77ドルとなった。6月10日に100ドルを割ってから上げ下げを繰り返し、90ドル27日には90ドルまで値下がりしていたが、2日間で4ドル以上も値上がりした。
 中東産原油の8月限も続伸で、2ドル以上の大幅な値上がりで104ドル台となり、W
TIとの価格差は約10ドル差のまま推移している。
 ブレントの7月限は、3営業日の続落で105ドル台まで値下がりしていたが、2営業日の続伸で、再び110ドルを超えた。
 ギリシャの議会が、中期の財政緊縮策を可決したため、債務不履行への懸念が後退し、リスク投資意欲の改善が、WTI原油の買いを呼び込んだ。
 さらに、米国エネルギー情報局(EIA)発表の週間在庫統計により、原油が減少し、今年最長となる4週連続の減少となった。市場予想を大きく下回る在庫水準に相場は反応1ドルを超える値下がりとなった。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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