2011.07.05 のニュース
WTI続伸95.42ドル 中東産も上げで106ドル台
30日のWTI8月限は、前日より0.65ドル/バーレルの値上がりで95.42ドルとなった。ここ2日間の4ドル以上の値上がり(28日2.28ドル、29日1.88ドル)に比べて小幅な値上がりとなった。
中東産原油の8月限も続伸で、またも2ドル以上の大幅な値上がりで106ドル台となり、WTIとの価格差は11ドル差で推移している。
ブレントの7月限は、3営業日の続落で105ドル台まで値下がりしていたが、逆に3営業日の続伸となり、111ドル台を保っている。
ギリシャの議会が財政計画の関連法案を承認したと伝わり、EUなどによるギリシャへの金融資源が実現に向けて前進するとの期待が強まった。これを受けて、ユーロがドルに対してほぼ3週間ぶりの高値に上昇、ドル安から原油の買いが進んだ。終値は2週間ぶりの高値となり、国際エネルギー機関(IEA)が戦略石油備蓄を放出すると、23日に発表して以降の下落分をすべて埋めた。