日刊ニュース

2011.08.19 のニュース

WTI反落、86.65ドルへ 中東産続伸103ドル台

 16日のWTI9月限は前日の87.88ドル/バーレルより反落し、1.23ドル値下がりの86.65ドルとなり、上げ下げを繰り返している。
 中東産の10月限は前日より続伸し、103ドル台後半となった。
 WTIとの10月限の価格差は16ドル台となり、前日より拡大となった。
 ブレントの9月限は前日より続伸し、109ドル台後半となっている。
 11月限のWTIは87.18ドル、中東産が103ドル台後半、ブレントは109ドル台後半となっている。
 16日に発表されたドイツの4~6月の実質GDPの伸び率が前期比より0.1%増、またユーロ圏の4~6月の実質GDPの伸び率が前期比より0.2%増と鈍化傾向を示した。これを受けて、ソブリン危機を抱えるユーロ圏、およびドイツ経済の悪化もマイナス
心対象とされたことで、原油が売られた。
 また、中東産は103ドル程度で推移しており、小幅な値動きとなっている。WTIが79ドルと安値となった時期も100ドル程度で推移しており、値動きは少ない。
 そのため、ガソリンの業転市況は仕切価格を値下げした後は安定しており、今後の仕切価格は横ばいで推移しそうである。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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