2012.07.12 のニュース
原油の上昇で業績回復のチャンス ―4月~6月の不振を挽回へー
原油価格は値上がり局面となってきた。4月以降、原油価格は値下がりを続けており、仕切価格も連動して値下がりしていたが、6日からガソリンは2円/Lの値上がりとなった。販売業者は、値下げ局面からユーザー転嫁という難しい状況となるが、業績の回復を狙うチャンスとなる。元売も4月~6月は原油価格の急落で在庫評価損が発生、赤字が見込まれているが、7月入りで一転して原油価格が高騰すれば在庫評価益が発生するため、早計であるが黒字転換が見込まれてきた。
(提供元:日刊石油タイムズ)
WTI反発85.99ドル ノルウェー石油会社、スト懸念でブレントが上昇
9日のWTI8月限は前週末の84.45ドル/バーレルより反発し、終値は1.54ドル値上がりの85.99ドルに乗せてきた。 WTIの先物相場は、9月限が86.37ドル、10月限が86.74ドル、11月限が87.18ドル、12月限が87.66ドル、1月限が88.11ドル、2月限が88.48ドルで取引を終えた。
(提供元:日刊石油タイムズ)
ガソリン転嫁、本格化へ 仕切連続値上げを見込む ~ボトム3円以上の値上げへ~
ガソリンの仕切価格は7日から2円の値上がりとなった。即ユーザー転嫁とはなっていないが、14日からの仕切価格が連続値上げとなれば、ユーザー転嫁が本格化する。 ただ、末端市況が4月以降連続して値下がりしており、安値地域間では販売価格に大幅な価格差が生じている。そのため、安値物の値上げを見送るSSが出ている。 安値地区は127円~129円/L、会員価格はさらに3円引きというケースがあるため、堅調地区は値上げのタイミングを計っており、ここ数日がポイントとなる。
(提供元:日刊石油タイムズ)