売り方入門

POPの作り方

今週は、前回少しだけ勉強したPOPについてもう少し深く研究していきたいと思います。

皆さんは、POPを御存知ですか?読み方はそのまま「ポップ」。Point Of Purchaseの頭文字を取ったもので、購買時点広告、簡単には店頭広告を意味し、お客様に商品を告知し、購買意欲を刺激するようなものの事をいいます。
では、効果的なPOPはどのように作ったら良いのでしょうか?以下でそのポイントをご説明していきます。

まず、広告作成の基本原則AIDMA理論から。
一般的に消費者はこの理論に基づいて購買行動を起こすと言われています。AIDMA?何と読むの?これは「アイドマ」と読み、こちらも以下の英語の頭文字をとったものです。
Aから順に行きます。Attention(注意)、Interest(興味)を、Desire(欲求)、Memory(記憶)、そして最後はAction(行動)。
つまり、何かに注意を払う事により、その何かに興味を抱き、その結果欲しいという欲求に駆られ、それを記憶に留め、最終的に購入するという行動を取るわけです。

次に視覚的に訴えるの基本、3Bの法則。これも以下の英語の頭文字から来ています。
まず最初のBは、Beauty(美女)、2つめはBaby(赤ちゃん)、最後3つ目はBeast(動物)です。
これらの要素は広告の注目率や閲読率を高める為に非常に効果的なキャラクターであると言われております。

もう1つ、5Iのルール。当然ここでも5つのIが出てきます。
これは商品のキャッチコピーを作る時のルールで、心に訴えかける要素を表します。広告はすばらしいアイデア(Idea)から出発すること、直接的なインパクト(Immediate Impact)という観点から作られていること、メッセージは最初から最後までずっと興味(Incessant Interest)をもって見られ、読まれるように構成されている事、見込み客にとっての必要な情報(Information)が十分かつうまく盛り込まれていること、衝動を駆り立てる力(Impulsion)を備えていることを意味します。

以上から、AIDMA理論を念頭に置きながら、3Bのうちどれかを組み入れて、5Iに配慮した広告を作成すれば、消費者は購入せずにはいられないはずです。

次に具体的な広告手法を見ていきます。これには様々な手法がありますが、その内SSで使えそうないくつかを見ていきます。

1.ストア配布媒体:顧客がお店にいる間にメッセージを流すシステムや媒体、販促手段のこと。

2.クーポン広告:商品や作業の割引券が付いたもの、会員の勧誘等では、会員になる事による特典等が付いたもの。

3.否定訴求広告:広告商品の特徴・利便性を、マイナスのシーンや状況を醸しながら訴える方法。例えば、「水抜き剤を入れないとタンクが錆びますよ」と言った様なもの。

4.比較広告:特定広告商品の特徴を他社(または自社)商品と比較し、その優位性を訴える方法。例えば高性能オイルと、エコノミー型オイルの走行距離毎の汚れ具合の比較。

5.ダイレクトメール(DM)広告:ターゲットとする見込み客へ直接郵便などを送る方法。車検等に有効。

6.ダイレクトイーメール(DeM):パソコン、携帯電話から、イーメール(e-MAIL)により直接見込み客へアプローチする手法。

以上ざっと見てまいりましたが、1回で広告の全てを語る事は不可能です。たくさんの本が出版されていますので、興味のある方は是非1度本屋さんに足を運んでみて下さい。
また、同じ広告を打ったからと言って、どのSS様でも同じような効果が出るとは限りません。地域に合った広告を作り、1人でも多くのお客様がご来店し、1人でも多くのお客様にオイル交換や洗車をして頂ける様、皆さんも広告を作ってみませんか。

>> ご質問等がございましたら、お気軽にこちらからお願い致します。
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