売り方入門

カーショップは敵じゃない(その2)

皆さん、カーショップは行った事ありますか?おそらく大多数の店主さんが「ない!」と答えるのではないでしょうか。行った事が無いとはいわないまでも実際にSSで販売しているオイルやケミカル、タイヤを購入した事がある人はほとんどいないはずです。そりゃそうですよね。自分の所で売っているのだから。しかしもしこれと同じ質問を、車に乗る一般の人にしたとしたら、今とは逆で大多数の人が「ある!」と答えるでしょう。カーショップがなぜこれほど一般の消費者に認知されているのにSSの店主さんはその研究をしないのでしょう。SSを経営していく上でこれで良いのでしょうか?敵を知る事を怠って競争に勝てるのでしょうか?当然これではだめですよね。是非1度カーショップへ行ってみて下さい。カーショップのいろいろな欠点が見えるはずです。SSの良さが見えてくるはずです。以下でSSの良さを再認識して下さい。

まずカーショップではオイルの種類の多さに驚きます。海外メーカーの名前が入った商品が数十種類並んでいます。それに加えて、ショップのオリジナルオイルや無メーカーオイル等もあり、
(1)「種類が多すぎるが故の不親切」があります。次にエレメント。これも数種類あり、一応車種、型式から見分けられる様、本がおいてあります。しかしはっきり言って
(2)「素人が自分でエレメントを選択する事は無理」。仮にできたとしても、本で探すのは面倒だし、自分の車とはいえその型式まで覚えている人などそうそういるものではありません。

次が店員さん。どれが良いのかわかりませんから当然聞きますよね。しかし店内が広い為、
(3)「店員探しが大変」。どうでしょう。初めて行った人はこれでもう30分は過ぎているでしょうね。さあ、まだまだありますよ。

やっとオイル交換までたどり着いたら次は
(4)「待ち時間」。平日なら比較的早く作業が済むでしょうが、週末ともなるともう大変。うまくいっても30分以上。ひどいときには2~3時間も待たされているのが現状です。ひどいですね。某社などは、苦肉の策で映画館などを作ってしまったのですよ。しかもこれでも儲けているのが憎らしいですよね。どうですか?これでもあなたはカーショップでオイル交換をしますか?悲しいかな。SSはこんなカーショップに顧客を奪われてしまったのです。でもどうですか?何かお客様を取り戻す希望が見えてきていませんか?

あとはやはりオイルそのものの知識もそれなりには必要ですよね。
再度カーショップを例に出してみます。カーショップでは100~多いところでは200種類ものオイルアイテムを取り揃えています。こんなにたくさんの種類覚えられますか?無理ですよね。覚える必要は全くありません。それは何故か?
売上の80%は上位10~15アイテムで占められていますし、販売量全体でみるとなんとその50%はカーショップのPBオイルが占めているのです。そんな中、全種類のオイル銘柄、性能を暗記するなどナンセンス!!
覚えるべき部分はほんの少しなのです。車の性能とその走り方にあったオイルのグレード、粘度、ベースオイルさえ覚えておけばそれで応用が利くのです。 カーショップの顧客の内、実に50%もの人たちが、誰が作っているのかわからない PBオイルを選ぶ理由を考えてみてください。それはあまりにもオイルの種類が多すぎて迷った挙句、店員に進められたPBオイルを選択している証拠なのです。
一般の消費者が高度なオイルの知識など持っているわけがないのです。オイルアイテムの少ないSSはそれが一つの売りになるのです。まして品質面では信用のある石油メーカーが作ったものなのですから。車とオイルの勉強を少しだけして下さい。そうすれば顧客の皆様に自信を持ってオイルをお勧めできるのですから。 さあ、勉強しよう!ちょっとだけ。
尚、品揃えの充実を図ろうというSSの皆様を満タンねっとではフォロー致しております。矛盾するじゃないか(怒)。と思われるかもしれませんが、品揃えを増やす事でもっと販売量を伸ばせるSSさんもたくさんあるのです。満タンねっとは何でも応援しちゃいます。

>> ご質問等がございましたら、お気軽にこちらからお願い致します。
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