2011.11.22 のニュース
WTI急転回100ドル割る 3.77ドル下げ98.82ドル
17日のWTI12月限は前日の102.59ドル/バーレルより大幅反落し、3.77ドル値下がりの98.82ドルとなり、5ヵ月ぶりの復調も一日しか維持できなかった。
中東産の1月限は前日の横ばいより小幅値下がりし、110ドル台後半となった。
WTIと中東産との1月限の価格差は11ドル台後半となり、前日より拡大した。
ブレントの12月限は前日より大幅反落し、109ドル台半ばとなった。
欧州金融市場においてスペインの国債利回りが急上昇し、イタリアの国債利回りも高水準を記録した。
これにより、債務危機が両国にも波及するとの懸念が広がり、欧米株価が急落し、原油相場も売りが台頭した。
また、前日に約半年ぶりの高値となる102ドル台に乗せたことへの反動から、高値警戒感が強まったことで、利益確定の売りも出やすい状況となり、これが相場の下押しの要因にもなった。