2011.12.02 のニュース
ガソリン販売1.5%減 灯油5.0%増・燃料油0.3%増
経済産業省が発表した10月分の『石油統計速報』によると、燃料油の国内販売合計は1575.7万KLとなり、前年同月に比べて0.3%の増加となっており、前月に比べても5.6%の増加となっている。
油種別に販売量をみると、ガソリンが470.4万KLで15%減となり、ナフサが350.6万で16.8%減、ジェット燃料油が43.3万KLで0.1%減、灯油が118.7万KLで5.0%増、軽油が282.8万KLで47%増、A重油が1121万KLで1.2%減、B・C重油が197.8KLで49.9%増となった。
燃料油の輸出合計が230.8万KLで9.3%増となり、4ヵ月ぶりに前年を上回った。また、輸入合計が307.6万KLで0.7%減となり、5ヵ月ぶりに前年を下回った。
原油の動向では、原油輸入量が1676万KLで0.2%増となり、2ヵ月連続して前年を上回った。
輸入量の多い順を国別にみると、サウジアラビアが506万KLで13.2%増となり、アラブ首長国連邦が363万KLで2.3%増、カタールが175万KLで0.1%増、イランが129万KLで2.3%増、クウェートが104万KLで33.3%減となっている。
なお、10月の中東依存度は84.3%となり、前年同月に比べ2.0ポイント減と前年を下回っている。