2011.12.09 のニュース
調査価格 ガソリン10銭下げ 市況軟化傾向が懸念
石油情報センターの週動向調査(5日)によると、ガソリン価格(平均)は143円60銭/Lとなり、前週に比べると、わずか10銭の値下がりとなった。
3日の仕切価格が据え置きとなったこともあり、一部で市況が下落してきた。11月に値上がりし、四捨五入した平均値は144円相場となっているが、経産局でみると、中国が144円で1円の値上がりで他局は横ばいで推移している。
首都圏の街道沿いでは一部で下落傾向をみせるなど、年末商戦入りとなり、市況軟化が懸念されている。
原油価格はWTIが100円/Lを乗せているが、中東産は108円~109円の横ばいで推移していることもあり、中旬からの市況対策の取組みも微妙になってきた。
軽油は124円30銭で横ばいとなっている。灯油のSS店頭は89円20銭/Lで10銭の値上がり、配達は95円90銭で同じく10銭の値上がりとなった。ガソリン、軽油、灯油ともにほぼ横ばいとなっているが、灯油は関東地区に寒波が襲来したこともあり、今後は値上がりしそうである。