2012.01.17 のニュース
WTI続落100ドル割れ 中東産3月限111ドル台
12日のWTI2月限は前日の100.87ドル/バーレルより続落し、1.77ドル値下がりの99.10ドルとなり、年頭の100ドル台基調から下落した。
中東産3月限は前日より小幅値上がりして、111ドル台前半に乗せてきた。
WTIと中東産との3月限の価格差は11ドル台となり、前日より拡大した。
ブレントの2月限は前日より1ドル以上値上がりして、113ドル台後半に収まった。
先物4月限のWTIが99.56ドル、中東産が110ドル台前半、ブレントが113ドル台前半の相場となっている。
イタリアとスペインの国債入札が順調な結果となり、午前中は原油買いが先行した。しかし午後になると、欧州連合(EU)によるイラン産原油の輸入禁止措置が、ギリシヤやスペイン、イタリアなどが原油の代替調達先を確保できるよう6ヵ月先送りされる公算との報道が発表されると、相場が一気に下落に向かった。