2012.02.02 のニュース
石油統計速報―23年販売― ガソリン販売2.8%減 C重油20%増、燃料油2.4%減
経済産業省が発表した「石油統計速報」によると、平成23年(1~12月)の1年間の燃料油販売は1億9248万KLで前年比2・4%減となった。
油種別でみるとガソリンは5676万KLで2.8%減、ナフサは4327万KLで5.9%減、ジェット燃料油は433万KLで20.3%減、灯油は1934万KLで4.5%減、軽油は3246万KLで2.1%減となった。
A重油は1459万KLで1.7%減、B・C重油は2050万KLで19.9%の増となった。
東日本大震災における事故で原発が停止し、さらに、定期修理後の再稼働が見合わせとなったことから石油火力が増加し、電力用C重油が大幅な増販となったが、他の油種は軒並み減販となった。
生産は1億1868万KLで51%減、輸入は3841万KLで11.9%増となったが、これは電力用C重油の輸入が大幅に増加したためである。輪出は2758万KLで2.4%減となった。