2012.02.07 のニュース
ガソリン市況は下落へ 減販で業者にあせりも ~街道沿いはHC、量販店が値下げ~
昨年12月のガソリン販売は、前年同月に比べると1.4%の微増となった。1月は地域的なバラツキもあるが、SSサイドは減販となっている。
昨年4月~12月の累計では2.8%減となっている。東日本大震災を機に、景気回復の遅れも影響して、個人消費が抑えられ、車の利用も減少したため、SSの売り上げが落ち込んでいる。都市周辺のSSでは減販を問題視しており、増販を狙って販売価格を値下げした。
石油情報センター調査(30日)では、平均が143円の横ばいとなり、関東地区では小幅値下がりとなった。1月中旬には値上がりしたが、再び値下がり傾向となってきた。年末から1月にかけて値上がり、値下がりが繰り返されているが、2月はガソリン不需要期となるため、このままの市況となれば値下がりとなりそうである。
灯油は本格的な寒波の襲来により、増販となっているため、製品需給は締まっているが、これからの天候が売上を左右することにたる。2月末まで冷え込みが続くと、灯油が値上がりとなる。ただ、例年2月に入ると市況の様子をみる動きも出るため、値下がりに動くこともあり得る。
先物の4月限では、ガソリン高の灯油安と逆転しているため、2月末になると、ほぼ同値となる。これか灯油が値下がり、ガソリンが値上がりとなる。