日刊ニュース

2012.02.08 のニュース

ガソリン市況は急落 街道沿いボトム140円割れへ

 街道沿いのガソリン市況が急落している。ガソリン販売減少と、HC、量販店が129円~130円と値下げしたことが影響している。そのため、SSの143円相場が崩れて、防戦に苦慮している。原油価格の小幅な下落と、仕切価格の据え置きが続いているため、中弛み状況が起こってきた。これまで140円台を維持してきた市況が一気に値崩れし、135円~138円となってきた。
 1月中旬には、原油価格がイラン核開発疑惑問題絡みで急騰し、業転市況も値上がりを先取りした形で、末端市況も値上げしてボトム143円を確保した。
 しかし、原油価格は下落傾向となり、先物、業転は小幅下げの状況となり、さらに減販となったため、販売業者間に価格競争が生じてきた。
 それでも、仕切価格が据え置きとなっていることから、末端市況が値下がりすれば、値下がり分は業者のかぶりとなるため、冷静な対応が求められている。販売減は時代の流れであり、値下げしても増販が見込まれないことがハッキリしているため、このあたりで市況立て直しの動きが出てきそうである。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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