2012.02.15 のニュース
ガソリン高の体系へ 仕切も灯油に比べ大幅上げ ~先物市況は灯油と同値に~
1月下旬にガソリン市況は急落しており、今後の市況対策が急務となっている。これから灯油はシーズンが終了するため大幅な減販となり、灯油に代わってガソリン販売が期待される。そのため元売も仕切価格はガソリンを重点的に値上げする。仕切価格改定は灯油などに比べるとガソリンの値上がり幅が大きくなり、それだけガソリンの販売が重点となる。
原油価格も中東産は115ドル/バーレルに値上がりしている。そのためガソリンの先物、業転市況も値上がり気味となっており、仕切価格も値上がりとなってきた。灯油シーズンが終了するため、今後はガソリンの値上げが大きくなる。
しかし、足元はガソリン販売が前年に比べてマイナスとなっているため、販売業者もあせりから値下げして増販を狙っている。だが、値下げをしても増販は見込まれないため、このあたりで、市況立て直しの時期になってきた。
ガソリンも3月になると春休み、春の行楽シーズンで車の利用が増加するため、増販が見込まれることから市況立て直しのチャンスとなる。街道沿いSSでは、価格競争が展開されているが、在庫も200万KLと減少しているため、下げ止めとなってきた。