日刊ニュース

2012.02.15 のニュース

WTI反落98.67ドル 中東産4月限115ドル台

 10日のWTI3月限は前日の99.84ドル/バーレルより大幅反落し、1.17ドル値下がりの98.67ドルとなり、再び100ドルラインから遠ざかった。
 中東産の4月限は前日より1ドル弱値上がりして、115ドル台半ばに乗せてきた。
 WTIと中東産との4月限の価格差は前日より拡大して16ドル台前半となった。
 ブレントの3月限は前日より値下がりして、117ドル台前後に収まった。
 先物相場5月限のWTIが99.63ドル、中東産が114ドル台後半、ブレントが116ドル台半ばとなっている。
 9日夜のEUによるユーロ圏財務相会合で、ギリシヤへの1300億ユーロ規模の追加支援が承認されず、ギリシヤが緊縮策を実行するまで、金融資金が受けられないとの認識が示されたことにより、原油が売られた。
 また、IEAが景気減退観測から、2012年の世界の石油需要見通しを引き下げたことも売りの要因となった。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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