日刊ニュース

2012.02.24 のニュース

ガソリン143円相場が浸透 業転上昇で安値も底上げへ

 ガソリン市況対策は、ボトム143円/L相場で浸透しつつある。仕切価格が11日、18日と2週連続で累計3円50銭程度の値上がりとなった。そのため、初めに140円台に乗せ、その後に143円以上という二段階の値上げに取り組んでいる。
 現在、灯油が増販となって、在庫も減少してきた。それに連動してガソリン在庫も200万KLを割って、199万KLとなっている。その結果、先物、業転も値上がり、また、HC、量販店などの安値は130円割れがなくなり、131円に乗せており、今後さらに値上げを見込んでいる。
 原油価格が値上がり、中東産が117ドル~118ドル/バーレルとなっており、イランの原油輸出禁止など地政学リスクが高まっている。WTIもアメリカの株価の上昇などに連動して、105ドルに急騰している。
 このように、原油価格の上昇によって、仕切価格の値上げも已むを得ないとの見方から、早急にユーザー転嫁に取り組んでいる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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