2012.02.25 のニュース
ガソリン市況値上がりへ 140円台相場が浸透 ~HCも133円へ値上げ~
原油価格が高騰しており、国内のガソリン市況も値上がりとなってきた。原油価格は、WTIが106/バーレル、中東産が120ドル台に乗せてきた。また、為替が80円/ドルと円安に転じており、コスト高となってきた。
そのため、仕切価格の値上がりによって、販売業者がユーザー転嫁に取り組んでいる。1月末の首都圏の街道沿いのSSでは135円~138円/Lが平均値で、安値では132円~133円であったものが、140円、さらに143円へと値上がりしてきた。
1月時点のガソリン販売の不振から、販売業者に焦りが出て安値競争へと進展し、末端市況が下落した。しかし、原油価格はイランの核開発疑惑問題により、各国が制裁措置を講じており、アメリカは日本政府に対して、イラン産原油の輸入停止を要請するなど、緊迫した情勢となっている。一方、イラン政府は原油輸出を禁止する対応措置を伝えている。
その結果、ここにきて原油価格上昇となったのだが、アメリカではWTIも株価も経済指標も上昇となっている。