2012.03.05 のニュース
WTI反発107.07ドル 中東産4月限120ドル台
29日のWTI4月限は前日の106.55ドル/バーレルより反発し、0.52ドル値上がりの107.07ドルとなり、2日連続の下落から少々持ち直した。
中東産の4月限は前日より値下がりして、120ドル台前後に収まった。
WTIと中東産との4月限の価格差は前日より縮小して12ドル台後半となった。
ブレントの3月限は前日より値下がりして、121ドル台後半に収まった。
先物相場5月限のWTIが107.52ドル、中東産が119ドル台前半、ブレントが120ドル台前半となっている。
2011年第4四半期の米国実質のGJP改定値が前月より0.2ポイント上方修正されたこと、株式が堅調なこと、イラン情勢を背景とする地政学リスクなどの下支えも好材料となり、原油買いが先行した。
しかし、為替相場がドル高・ユーロ安となったこと、バーナンキ米連邦準備制度理事会議長の発言により追加金融緩和観測が後退したこと、さらに、EIA週報により原油在庫が大幅積み増しと発表されたことなどが嫌気となり上値を抑えた。