2012.03.14 のニュース
WTI続伸107.40ドル 中東産5月限123ドル台
9日のWTI4月限は前日の106.58ドル/バーレルより続伸し、0.82ドル値上がりの107.40ドルとなり、3日連続の上昇となった。
中東産の5月限は前日より値上がりして、123ドル台後半に乗せてきた。
WTIと中東産との5月限の価格差は前日より縮小して15ドル台後半となった。
ブレントの4月限は前日より値下がりして、126ドル台前半に収まった。
先物相場6月限のWTIが108.33ドル、中東産が121ドル台後半、ブレントが125ドル台前半となっている。
米労働省が発表した2月の雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月比22万7000人(予想中央値21万人)となり、自国の失業率の安定的指数とされる20万人を3ヵ月連続で上回り、景況感の改善から、原油相場に好影響をもたらした。
また、国際原子力機関(IAEA)の定例理事会において、国連安全保障理事会がイランに対し核開発疑惑の鮮明化を求め、無条件で全面協力するよう共同声明を発表し、イラン情勢の緊張感が相場を押し上げる要因ともなった。