2012.03.22 のニュース
灯油仕切は小幅上げ 末端市況は値崩れせず上昇も
灯油の仕切価格は連続して値上げとなっているが、シーズン終了が間近いこともあり、ガソリンに比べると小幅な値上がりとなっている。
灯油の仕切価格は17日から、60銭~1円程度値上げとなり、ガソリンが3円程度の値上げとなる。ガソリンは3月に入って累計で9円の値上がり、灯油は2円~3円。
灯油はシーズンに入った昨年の11月~12月に先行して値上げを行なっており、3月に入って値上がりしたものの、ガソリンに比べると上げ幅を抑えている。
現在、相場は「灯油高のガソリン安」から一気に脱却して、「ガソリン高の灯油安」の状況に転じており、例年通りの傾向となってきた。
石連週報(10日)の灯油在庫では、166万KLと170万KLを下回る低水準となっている。まだ関東地区の冷え込みが厳しく、出荷が好調であるため、シーズン終了間際でも市況は維持されている。本来この時期、灯油の末端市況は値下がりするが、仕切価格が上昇しているため、値上がりとなった。