2012.03.23 のニュース
WTI反落105.61ドル
20日のWTI4月限は前日の108.09ドルより反落し、2.48ドル値下がりの105.61ドルとなり、久しぶりの108ドル台を羅持できなかった。
WTIの先物相場5月限が106.07ドル、6月限が106.59ドル、7月限が107.07ドル、8月限が107.40ドルで取引されている。
19日はイランと欧米諸国との対立が、今後の原油供給に悪影響を及ぼすとの警戒感から、原油買いが先行した。また、外国為替市場でドルが対ユーロで下落したため、ドル建ての原油取引に割安感が生じ、原油が買われ、108.09ドルで取引を終えた。
20日は豪英資源大手BHPビリトンの幹部が、中国の鉄鉱石需要の伸び悩みを指摘したと伝わったことから中国景気の鈍化が懸念され原油の需要が減るとの思惑から売りが膨らんだ。またサウジアラビアのナイミ石油鉱物資源大臣が「原油高騰に歯止めを掛けるため、必要なら増産に動く用意がある」と述べたことで需給ひっ迫観測が後退し、原油に売りが広がった。