2012.04.11 のニュース
首都圏ガソリン値下がり ボトム155円維持は困難 ~安値は150円割れも散見~
ガソリンの仕切価格は7日から30銭~50銭/Lの小幅値下げとなった。連続値下げであるが、小幅であるため販売業者は市況維持に努めている。だが、価格競争が激しい街道沿いは値下がりしている。ボトム価格は158円から155円と下落しており、155円維持に努めている。安値(セルフ)は150円台であったが150円割れも散見されてきた。ボトム価格も154円と155円を割る状況となってきている。週動向調査(2日)は、全国平均では158円30銭で70銭の値上がりどなったが、東京、神奈川などの一部で値下がりしており、バラツキが生じているため、値下がりの拡大が懸念されている。まだ、未転嫁分を回収していない状況での値下がりは、販売業者としては利益を損なうことになるので、ここは努めて市況維持に取り組むことになる。次回(9日)の調査価格が注目される。
ガソリン市況は、街道沿いでは下落してきた。仕切価格は3月31日から60銭~1円/Lの小幅下げ、4月7日から30銭~50銭の値下げとなった。2週連続の値下がりであるが、これまでの値上がり分が未転嫁であったため、週動向調査(2日)で末端市況は、158円30銭と全国平均では前週に比べて70銭の値上がりとなった。しかしながら東京は160円20銭で30銭の値下がり、神奈川は158円40銭で40銭の値下がりとなるなど、一部では小幅な値下がりとなっており、バラツキが生じている。
そのため次回(9日)の調査結果が注目される。全国的には市況は維持されているが、仕切価格が小幅であるが連続して値下がりしているため、困難な状況となっている。仕切価格は2月11日から3月24日まで連続して値上がりとなり、そのユーザー転嫁が遅れているため、未転嫁分を残しており、回収が必要であることから、当分の間は市況維持が求められている。
しかし、一部で値下がりすると、これが他に拡大することが販売業界の流れとなりそうである。すでに首都圏の街道沿いでは値下がり傾向をみせているが、仕切価格の値下がも小幅であるため、値下げをどこで食い止めるかがポイントとなる。