日刊ニュース

2012.04.24 のニュース

ガソリン仕切2円下げ 4月累計で5円20銭下げ ~末端市況は先取り値下げ~

ガソリンの仕切価格は21日から、JX日鉱日石エネルギーが2円/L、出光興産が2円20銭、エクソンモービルが1円70銭の各値下がりとなり、4週連続の値下がりとなった。これで4月7日からの3週間で、累計5円20銭の値下がりとなった。仕切価格の連続の値下げによって、末端市況もさらに下落が予想されているが、街道沿いのSSのボトム価格は、値下げ情報を先取りして150円前後、また量販店では146円を打ち出している。今後において、これ以上の値下がりを阻止するためにも、この水準を維持していくことが絶対条件である。
 ガソリン市況は、仕切価格の値下がりによって下落している。街道沿いのSSのボトム価格は150円/L、量販店などでは146円~147円と値下がりしている。
 21日から仕切価格が約2円の値下がりとなるが、これまで先取りして値下げしたところでは、殆ど値下がりはないとみている。
 業転市況も3月が134円であったものが、127円まで値下がりしており、先物相場も72円~73円(税抜き)で推移している。
 ガソリン需給は、操業を停止していたJX日鉱日石エネルギーとコスモ石油の2ヵ所の製油所が再稼働したこともあり、これまでのタイト感は薄れ、むしろ増加傾向となってきた。これは、市中買いが減少するため、ある程度は予想されたことである。
 ただ、これから連休商戦を前にして増販が期待されることから、需給緩和は解消されそうである。
 4月に入って、5円20銭の値下がりとなっているため、末端市況も値下がりしているが、価格競争の激しい地区では、既に下げ止めの様相である。
 だが、ガソリン価格の週動向調査の結果は実勢より1週間遅れるため、23日の調査でも値下がりしそうである。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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