2012.04.26 のニュース
ガソリン需給は緩和傾向 市況下落も下支えを狙う
ガソリン需給は在庫が増加しており、緩和傾向で推移している。
JX日鉱日石エネルギーの仙台製油所とコスモ石油の千葉製油所が操業を再開したこともあり、元売の市中買いが減少した。現在、ガソリン販売が低調であるため、在庫は石連週報(14日)では218万KLとなり、3月初めの190万KL割れと比べて大幅増加している。
ガソリンの仕切価格が連続して値下がりしているため、末端市況も下落している。街道沿いのSSでは150円/L前後となっているが、これ以上値下げせずに現行を維持したいところである。
これから連休商戦に入るが、4月上旬の販売が低迷していたため、販売業者は大幅な増販を期待している。例年、連休入りを前にして、価格競争によって値崩れすることがあるが、それを防戦して市況維持に努めることが賢明である。