日刊ニュース

2012.04.27 のニュース

155円50銭で1円70銭下げ ~今後の市況動向に注目~

週動向調査(23日)によると、ガソリン平均価格は155円50銭/Lとなり、前週の157円20銭に比べると1円70銭の値下がりとなった。9日の調査価格が158円10銭であったため、累計すると2円60銭の値下がりとなる。仕切価格は3月31日(土)から4週連続して累計6円の値下がりしたことに比べると下げ止めの様相である。ただ、値下がり基調であるため、今後の市況動向が注目される。これから連休商戦に入るため、販売業者は市況維持に努めることになる。3月はガソリン価格が高値で推移し、4月に入ってもガソリン販売が低調であったため、この連休商戦に大幅な増販を期待している。街道沿いのSSでは150円台での攻防が続いているが、HC、量販店などでは145円割れとなっているため、市況維持が難しいとの見方も出ている。
 週動向調査のガソリン平均価格は155円50銭/Lとなり、里心が156円40銭、神奈川が152円70銭、埼玉が151円90銭、千葉が152円60銭となった。
 仕切価格は3月31日から連続して値下がり、14日、21日の2週間で約5円の値下がりとなった。
 週動向調査では小幅な値下がりであったが、首都圏の街道沿いのSSでは、150円割れも増加しており、3月に比べると一気に7円~8円値下がりとなった地区もある。
 HC、量販店の安値の動きも注目されるが、連休商戦に人つての販売動向が最大の関心事である。好天が続き需要が回復すれば、市況は維持されるが、天候が不順ともなれば減販が予想され、市況下落が懸念されることになる。
 現在、ガソリン販売が低調であるため、需給は緩和傾向であるが、大型連休が好天続きとなれば、需要は回復すると見込んでいる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
〒112-0004 東京都文京区後楽2丁目22-3
TEL:03-3814-4728
FAX:03-3814-4745
ユーザーID:
パスワード:
ログインする
e-BISTRADE