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ＷＴＩ続落９６．８１ドル

　９日のＷＴＩ６月限は前日の９７．０１ドル／バーレルより続落し、終値は０．２０ドル値下がりの９６．８１ドルに収まった。
　ＷＴＩの先物相場は、７月限が９７．１５ドル、８月限が９７．４２ドル、９月限が９７．６８ドル、１０月限が９７．９１ドル、１１月限が９８．１０ドル、１２月限が
９８．２５ドルで終えた。
　ギリシャの総選挙後の政党間の連立交渉が進展せず、このままでは欧州連合（ＥＵ）などによる金融支扱が滞るとの警戒感が広まった。また、ギリシャなど欧州の一部諸国の債務問題再燃が世界的な景気減退を招くとの警戒心から、原油需要の今後を見越して原油
の売りが優勢となった。
　週間の米石油在庫統計では原油在庫が増えた一方、ガソリン在庫が市場予想以上に大きく減少したが、強弱含みの状態で、原油先物相場には影響しなかった。
　一時は９５．１７ドルまで下落し、昨年１２月２０日以来、約４ヵ月半ぶりの安値を付けた。