2012.05.18 のニュース
WTI続落93.98ドル
15日のWTI6月限は前日の94.78ドル/バーレルより続落し、終値は0.80ドル値下がりの93.98ドルに収まった。
WTIの先物相場は、7月限が94.35ドル、8月限が94.63ドル、9月限が94.93ドル、10月限が95.19ドル、11月限が95.39ドル、12月限が95.58ドルで終えた。
政局混迷が続くギリシャで、パプリアス大統領と主要政党の党首会談が不発に終わり、6月の再選挙実施が確実となり、欧州價務問題の再燃が警戒され、ユーロが対ドルで下落し、原油の売りが優勢となった。
さらに取引終了後に、同大統領がギリシャの銀行から、14日までに預金が大量に流出したと発表したことで、原油は下げ幅を広げた。
その結果、通常取引終了後の時間外取引で、一時93ドル割れ寸前まで下落し、昨年12月19日以来、約5ヵ月ぶりの安値となった。