2012.05.30 のニュース
WTI続伸90.86ドル
25日のWTI7月限は前週末の90.66ドル/バーレルより続伸し、終値は0.20ドル値上がりの90.86ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、8月限が91.15ドル、9月限が91.44ドル、10月限が91.68ドル、11月限が91.88ドル、12月限が92.08ドル、1月限が92.26ドルで終えた。
5月の消費者態度指数(確報値)が速報値より上方修正となり、市場予想も上回った。景況感指数の改善によって、原油需要の増加が期待され、買いが優勢となった。
また、国際原子力機関(IAEA)の査察団が、イランの核関連施設で高濃度のウラン粒子を発見したとの報告が伝わると、イランと欧米が対立する状態が長期化し、イラン産原油の供給が停滞するとの観測が広まり、これが買い材料に繋がった。
外国為替市場ではドルが対ユーロに対して上昇し、ドル建てで取引される原油の割高感が生じ、売りが出たため、上値は伸びなかった。